知らない間に疲れ目、眼精疲労が進行していることも。
目は一生付き合うものなので健康的でありたいですよね。
そこで簡単にできる疲れ目対策をご紹介します。
遠くを見る時間を増やす
同じものを近い距離で見続けると、眼球やまぶたを固定することになるので、次第に目の筋肉がこわばり、血流が悪くなっていきます。
目を意識的に動かしたり、景色や遠くの物を見る習慣をつけましょう。
簡単なストレッチ方法として、30センチほど先にあるものと、3メートルほど先にあるものを交互に5秒ずつ見つめてみてください。
それを1分ほど繰り返します。
1時間に1回を目安に行うと効果的です。
光の吸収量を減らす
蛍光灯やパソコンなどの強い光を長時間浴びていると、だんだん虹彩の動きが鈍くなり、瞳孔が縮みにくくなります。
強い光を浴び続けるのは目にとって大きな負担。
目に光が入る量を少なくする工夫をしてみましょう。
天気の良い日に日傘をさしたり帽子をかぶることは、日焼け対策だけでなく、目にとってもいいことです。
パソコンやスマートフォンを使うときは、目との距離を十分にとったり、光量やブルーライトを抑える設定にしてみてください。
⇒ブルーライトを抑えるソフト「f.lux」が便利
また、スマートフォンを見る時に「下目」で見ると光の量を抑えられます。
下目とは、顔は正面のまま、目だけを下に向けて見ること。
上目遣いの反対です。
目の開き方が狭いほど光が入りにくくなります。
(目つきが悪くなるかもしれませんのでご注意を)
ちなみに「暗いところで本を読むと目に悪い」ということもよく言われますが、暗いことではなく、近いことが視力に影響を及ぼしていると言われているようです。
まぶたを閉じる時間をつくる
目は寝ている時以外は働きっぱなしです。
1日16時間から18時間働いていることになります。
そこで、意識的にまぶたを閉じる時間を作ってみてください。
エレベーターを待つ間やトイレに入っている時など、数秒でも目を休ませることが出来ます。
「涙成分」の目薬を差す
眼精疲労の人の多くはドライアイでもあります。
目が乾燥すると、目薬を使う方も多いのではないでしょうか。
疲れ目・眼精疲労対策としては、涙成分に近い目薬を使うようにしましょう。
【涙成分の例】
- 塩化ナトリウム
- 塩化カリウム
涙成分入りの目薬を補助的に使うのが良いでしょう。
しかし、大抵の目薬には血管収縮剤が入っています。
【血管収縮剤の例】
- 塩酸テトラヒドロゾリン
- ナファゾリン
血管収縮剤の効果で充血が取れることはありますが、それは一時的なものです。
それどころか、目が乾くからと目薬を何回もさせば、目はどんどん乾きます。
血管収縮剤入りの目薬はスッキリ感があるものが多く、いかにも「効いている」感があるのですが、根本的な改善にはなりません。
疲れ目対策には、「スッキリ!」ではなく「涙成分」が有効です。
まとめ
日常的にできる疲れ目対策をご紹介しました。目は本当に大事です。
毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。