普通は「人がたくさんいるから誰か助けてくれるだろう。」と思いますよね。
しかし、そこには思わぬ落とし穴があるんです。
人がいるからこそ見捨てられる危険が出てきます。
実際に起こった「被害者が見捨てられた」事件

ニューヨーク在住の会社員の女性が、帰宅中に暴漢に襲われ亡くなってしまう事件が起こりました。
この事件は殺された女性の名前から、キティ・ジェノビーズ事件と呼ばれています。
この事件の大きな特徴は、事件に気づいている人が大勢いたにもかかわらず、だれも助けようとせず、警察に通報すらしなかったということです。
キティさんが襲われたのは38人もの住人が住んでいるアパートの側でした。
アパートの住人の中には彼女の悲鳴を聞いて窓から顔を出した人もいたといいます。
それにもかかわらず、誰も行動を起こそうとしませんでした。
多くの人が気づいていたのに誰も助けなかったこの事件は、人々に大きな衝撃を与えました。
傍観者効果
なぜ誰も被害者を助けなかったのでしょうか?
たまたまそこに居た人たちが冷たかったから?
いいえ、そうではありません。
人は誰しも同じようなことをしてしまう可能性があります。
キティ・ジェノビーズ事件をきっかけに研究者たちは実験を行い、一人でいる場合や友人と2人でいる場合よりも、明らかに助けないそぶりをとってる他人と2人でいる場合の方が援助行動が抑制される傾向を見出しました(ラタネとロディン,1969)。
これは「傍観者効果」と呼ばれています。
他の実験(ダーレーとラタネ,1986)でも同様の傾向を示しており、路上で発作を起こした人に対する援助率は、周囲にいる人の数が多くなるほど低下することが指摘されています。
たまたまそこに居た人たちが冷たかったから?
いいえ、そうではありません。
人は誰しも同じようなことをしてしまう可能性があります。
キティ・ジェノビーズ事件をきっかけに研究者たちは実験を行い、一人でいる場合や友人と2人でいる場合よりも、明らかに助けないそぶりをとってる他人と2人でいる場合の方が援助行動が抑制される傾向を見出しました(ラタネとロディン,1969)。
これは「傍観者効果」と呼ばれています。
他の実験(ダーレーとラタネ,1986)でも同様の傾向を示しており、路上で発作を起こした人に対する援助率は、周囲にいる人の数が多くなるほど低下することが指摘されています。
つまり先の事件も、
「周囲に人がいたのに」助けなかったのではなく、
「周囲に人がいたから」助けなかったのだと考えられます。
傍観者効果を発生させる要因

なぜ周りに人がいると他者を助けにくくなるのでしょうか。
研究者たちは実験結果に基づいて次のような原因を挙げています(ラタネとダーレー,1997)。
評価懸念
人の目を気にして、馬鹿げた行動や外れた行動はとりたくないと思うことを指します。社会的影響
周囲にいる人たちが何の行動もとらないのをみて、「大したことはないだろう」と解釈してしまうことです。周囲の人たちの無反応に影響されている状態です。
責任の分散
周囲に人がいることによって、援助することの責任意識が分散されてしまいます。自分が援助しなくても「だれか援助するだろう」「責められないだろう」という考えにつながります。
傍観者効果の対策は「指名」

では、この傍観者効果が起こらないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
私が提唱したいのは、
特定の一人に助けを求める
という方法です。
つまり、「誰か助けて!」ではなく
「そこのあなた!助けて!」
と、特定の一人を指さしてください!
これで責任が分散されるのを防ぎます!
(差された方は迷惑かもしれませんが、緊急事態にはそうも言ってっていられませんので…)
それで無視されたら、他の人に繰り返してください!