不思議な言い方ですよね。
悪いことをする人が悪いという原則はどこ行った?
「そんな男」と言っている手前、その男が悪いということは発言者もわかっているはずです。
それにも関わらず「選ぶお前が悪い」ですからね。
悪いことをしたら悪いことをした人が悪いわけですが…
このようなことをのは加害者が男、被害者が女の時が顕著かと思います。
(逆でもあるんですかね?)
加害者の責任が透明化される
この批判の悪いところは、加害者の責任が透明化される点です。すべて「そんな男を選んだ」女の責任になります。
そしてこの感覚は、広く一般に浸透しているように思えます。
「男の罪をすべて女に擦り付けよう!」と顕在的に思っているわけではなさそうですが、条件反射のように「女が悪い」と発言する人はよく目にします。
この価値観が男尊女卑の再生産だと気づかないケースは多いのではないでしょうか。
まとめ
男尊女卑の価値観が蔓延している社会では、知らないうちに差別に加担していることがあります。この発言もその一つです。
「男性と女性が関わる問題では女性が悪い」という感覚があるのは、とても恐ろしいことだと思います。