お父さん預かり所?謎すぎるお父さんの扱い

お父さん預かりサービスなるものがあるそうです。

家庭に居場所のない父親に朗報! 衝撃の「お父さん預かり」サービス、GW限定で始まる


お父さん預かりサービスの実態は休憩所

預かりサービスというと不穏なものを感じましたが、実態は休憩所のようです。
中々快適そうです。
預け先の会議室は200平方メートルの広さ。その中にワークスペース、漫画コーナー、フットマッサージ、バランスボール、ごろごろできるマットなどか置かれる。Wi-Fiも飛ばし、携帯電話充電器も貸し出される。また、飲み物も準備され、200円で飲み放題のドリンクバーに缶ビール販売がある。
さらに別室にはゴルフシミュレーション体験を設け、旅行や観光で訪れながら漫画喫茶並みの癒しが手に入る。

子育て…するよね?

ただし、気になったのが子供の世話についてです。
お父さんは預かられる存在ではなく立派な大人。

「まさか子供の面倒はお母さんに丸投げするつもり…?」と一瞬思ったのですが、「お父さん預かり所」は子供の利用も可能とのこと。
お父さんが子供の相手をすることもできるように考えられているみたいです。

子どもの利用も可能で大スクリーンでのDVD放映、玉入れなどを備えたキッズスペースとこちらも充実。同伴の子どもは1時間300円、フリータイムで600円だ。
利用時間は9時から19時まで。朝から疲弊したお父さんも早い時間から入れるのも嬉しいポイントだ。
そして残った母さんは一人でショッピングに観光――家族みんなが笑顔になれそうだ。

お父さんが子供を見ている間にお母さんが一人で買い物するケースを想定しているようですね。
そういう分担もいいですが、あんまりうまくいかなそう。

一見するとセンセーショナルな「お父さん預かり」というサービスだが、旅行中に少しだけでもいいから休みたい人のために企画された。

作り手側も「休む」ために作っているようなので、
「俺休んどくから子供連れて買い物いきなよ」
という父親のたまり場になりそうな印象です。

そんな不安があります。

「預り」という名称の”お父さんヨシヨシ感”が不思議

このサービス自体が悪いというわけではなく、私が気になったのは名称です。
話題性を狙ったのかもしれませんが、「お父さん預かりサービス」って、あまりに父親を子ども扱いしてませんかね…?

そして「家族からないがしろにされているお父さんかわいそう」という声もあり、なんというかその被害者意識が不思議なんですよね。

こんなに「ヨシヨシ感」を出されて、お父さんたちは嬉しいのでしょうか?
なんか、バカにされているような気がしないでもないような。

上にあげた記事の見出しも「家庭に居場所のない父親に朗報!」ですからね、
朗報…
う~ん…
大人の男性として、父親として、なんだか頼りないというか…
それを企業が後押しするの、「家庭に関わらない父親」を容認しているかのようです。

なんだか「男性を免責する連帯感」が当たり前に存在することにゲンナリするのです。