他人の目を気にしてしまう…スポットライト効果とは

人にどう思われているか、どう見られているか、気になってしまうことありますよね。
何かに失敗したときなど、自分の評価が下がってしまうのではと心配になります。
しかし、自分が心配するほど周囲は気にしていないかもしれません。

実際より自分が注目を集めていると思ってしまう


自分が周りの関心を集めているように感じてしまうことはスポットライト効果と呼ばれています。

●スポットライト効果
自分が過剰に他者の眼を引いていると思ってしまう現象。

私達には自分にスポットライトが照らされているかのように勘違いしてしまう傾向があるのです。

スポットライト効果に関する実験

スポットライト効果に関して、(ダサい?)Tシャツを使って行われた実験があります(Gilovich et al.,2000)。

この実験では、参加者は有名人の顔が大きくプリントされたTシャツを着せられました。
(実物を見たことはありませんが、きっと恥ずかしいやつでしょう。)
そして他の実験参加者がいる部屋に連れていかれ、すぐに部屋の外に出ます。

そして「その部屋の中にいた人のうち何人がTシャツの有名人を思い出せると思うか」という質問に答えます。
するとTシャツを着せられた参加者は、その人数を過大視していました。

つまり、実際はそんなに見られていないのに、注目を集めていると思ってしまっていたということです。

そのほか、このようなことを過大視する傾向もあると言われています(Gilovich & Savitsky,1999)。
・自分がいないことに周囲の人が気が付く
・グループディスカッションで自分の果たした役割を他者が評価する
・自分の変化について他者が気が付く

まとめ

「あなたが思ってるほどあなたのことを気にしていないよ」というと冷たく聞こえるかもしれませんが、ここで言いたいのは「気にしすぎなくていいよ」ということです。

すこし恥ずかしいことをしても気に病む必要はありません。
みんな覚えてません。
大丈夫です。

よく考えてみれば、他人の小さいミスなんて覚えていなくないですか?
だから、あまり考えすぎないようにしてくださいね!

ではまた♬