しかし、何かを学ぶことにおいて、年齢や才能はほとんど関係が無いようです。
そういったことが書かれた「300人の達人研究からわかった 上達の原則」という本が面白かったので紹介します。
「才能の迷信」
この本では、練習や学習を妨げるマイナス思考を「才能の迷信」と呼んでいます。
●才能の迷信
1.素質がある人にはかなわない
2.今からやっても手遅れだ
3.今成果が出ないなら、この先も同じだ
4.いい環境でないと上達できない
5.教えてくれる人がいなければ上達は無理
引用:300人の達人研究からわかった 上達の原則
1.素質がある人にはかなわない
2.今からやっても手遅れだ
3.今成果が出ないなら、この先も同じだ
4.いい環境でないと上達できない
5.教えてくれる人がいなければ上達は無理
引用:300人の達人研究からわかった 上達の原則
ついついこう考えてしまいますよね…
しかし、迷信と書かれているように、これらは根拠がないようです。
たしかに日常生活において、何かをしようとするとき、
「今からやっても…」
「どうせ才能ないし…」
という考えが頭をよぎります。
これらが迷信であると理解して捨て去ることがスタートラインということですね。
エキスパートになるには「10年間・1万時間」
1万時間…
長いです。
単純に計算すると、最低1日3時間の練習を10年続けることになります。
長いです。
単純に計算すると、最低1日3時間の練習を10年続けることになります。
ただ、あくまでこれが最低ラインです。
エキスパートになるためには膨大な時間を費やす必要があることが分かりました。
もちろん、何かを学ぼうとするとき、すべての人がエキスパートを目指しているわけではないですから、必ずしもこの時間を捻出する必要があるというわけではありません。
しかし、技能や知識を身に着けるためには練習時間を積み重ねる必要があること、そしてそれは才能とは関係ないことを理解しておくことが大切です。
練習の質の高さも重要
質の高い練習を行うことが大切だと指摘されています。
●質の高い練習の条件
1.やる気が高い
2.明確な目的をもっている
3.何のための学びか理解している
4.科学的根拠に基づいている
5.繰り返し練習・学習している
6.限られた時間の中で集中している
7.心も体も良好なコンディションにある
8.必要に応じて適切なアドバイスを受けられる
9.個人(のレベル)に応じて適切に難度が調整されている
引用:300人の達人研究からわかった 上達の原則
1.やる気が高い
2.明確な目的をもっている
3.何のための学びか理解している
4.科学的根拠に基づいている
5.繰り返し練習・学習している
6.限られた時間の中で集中している
7.心も体も良好なコンディションにある
8.必要に応じて適切なアドバイスを受けられる
9.個人(のレベル)に応じて適切に難度が調整されている
引用:300人の達人研究からわかった 上達の原則
決まりきったことをただ繰り返すのではなく、自分で考え目的をもって意欲的に取り組むことが上達への近道ということですね。
上達の3つの段階
●導入期:意欲を育てることが大切な段階。「快体験」を経験することがメイン。
●専門期:上達への意欲を持った人が進む段階。レベルに合わせた質の高い練習を行う時期。
●発展期:自分のスタイルを確立して発展させる時期。「状況に合わせて自分で判断できる適応的熟達者」レベルに脱皮する時期。
それぞれの時期に必要な練習方法、その練習を継続するためのコツが紹介されています。
精神論ではなく、実効性の高い方法がたくさん載っているので必見です!
上達に大切なのは「わくわく」
そのために必要なのが「快体験」だといいます。
これはすごくわかります。
楽しいという気持ちがないと長く続けることができませんよね。
特に始めたばかりのころに楽しさが感じられないと、続けようという動機づけが生まれません。
そして質の高い練習をするためには、わくわくしている心理状態が必要だと指摘されていました。
わくわくしていると意欲的に取り組めたり集中出来たりします。
堀江貴文さんが言う「忘我の状態」や幻冬舎社長の見城徹さんが言う「圧倒的努力」とも通じるものがありそうです。
まとめ
嫌々やっていることよりも楽しく続けられることの方が長続きし、結果上達するというのは納得できる内容でした。
本では練習を継続するための具体的なコツやエキスパートの体験談も載っていて、役に立つ内容です。
是非読んでみてください!
ではまた♬