おすすめ!「文章力の基本」分かりやすい文章のルールを知りたいならコレ!

読みやすい文章が書けたらいいな…と思っていたところ、役立つ本を見つけました。
それが「文章力の基本」という本です。
少しの心がけで文章力はグッと上がるようです。
そのコツや実例がたくさん載っています。

例が豊富!ものすごく読みやすい本


この本は、読みやすい文章を紹介した本だけあって、ものすごく読みやすいです。
簡潔・見やすい・分かりやすいと3拍子揃っています。
そして例も豊富で、まさにかゆいところに手が届くといった感じです。

そしてどれも基本的だけれど忘れがちな、役に立つ内容ばかりです。
ちょっと気を付けるだけで取り入れることができるものがほとんどで、簡単に実践できます。

特に重要な5個をピックアップ

その中で特に重要ですぐ取り入れられる5個をピックアップしました。

①短く言い切る
②文章の幹を明確にする
③必要な「てにをは」を省かない
④主役は早く登場させる
⑤読点の使い方に気を付ける

①短く言い切る

明快な文章を書くためには、短く言い切ることが大切です。
思い切って句点(。)を打つ勇気が必要だと書かれています。

確かにだらだら書かれた文章は読みにくいです。
スパっとテンポよく流れていく方が分かりやすいですよね。

②文章の幹を明確にする

文章の幹をはっきりさせると読みやすい文章になります。

文章の幹とは「誰・何がどうしたのか」ということ。
つまり5W1Hのうち、Who(誰)、What(何)に絞って、述語との関係を明確に読者に示しますことが大切とのことです。

文章の幹:Who(誰)、What(何)
文章の枝葉:When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)

私の目が悪くなったのは、父が大好きなテレビゲームのやりすぎが原因だ。引用:文章力の基本

これは短い文章ですが、「私が」という話と「父が」という話が一つの文章で語られているので、読者は一瞬考える必要があります。
「父が…」で「父が主語が変わった?」と一瞬思いますが、「あぁ、”父が大好きなテレビゲーム”という塊なんだな」と理解しなければなりません。
この一瞬の迷いが読むストレスになります。

私の目が悪くなったのは、テレビゲームをやりすぎたからだ。元々父がテレビゲームが大好きだった。それに私が影響されたのだ。引用:文章力の基本

元の文章を、
・私の目が悪くなった
・父がテレビゲームが好きだった
・私は父に影響された
という3本の幹に分けたパターンです。

そうすると、どの幹も明確になります。
一度も迷うことなくすらすらと読むことができるようになりました。

③「てにをは」を正しく使う

読みやすい文章を書くには「てにをは」を正しく使うことが大切です。
その使い方や省かない方がいい場合など、実例を使って分かりやすく説明されています。

④主役は早く登場させる

筆者は「考えなくても、すらすら読めて分かる文章」がいい文章だと述べています。
そのため、文章の主題を早く登場させましょう

スムージーの一番人気は、100パーセント・アップルジュース、イチゴ、バナナ、アイス、ノンカロリー・フローズン・ヨーグルトをミックスした「ストロベリー・ワイルド」である。引用:文章力の基本
↓改善
スムージーの一番人気は、「ストロベリー・ワイルド」である。100パーセント・アップルジュース、イチゴ、バナナ、アイス、ノンカロリー・フローズン・ヨーグルトをミックスしたものだ。引用:文章力の基本

結論に当たる言葉が最後に書かれていると、読者はそれまで待たなければなりません。
先に書くとはっきりわかりやすくなっています。

⑤読点の使い方に気を付ける

読点の位置、意識していますか?
私は適当につけてしまっていることが多々ありました。(反省)

読点(、)は息継ぎの部分につけるものではなく、文章の中の意味の切れ目を視覚的に表すものです。

読点の使い方には原則的なルールがあります。

読点を入れるところ
・「長い主語」「長い述語」「長い目的語」の切れ目
・「原因」と「結果」、「理由」と「結論」の間
・「前提」と「結論」の間
・「状況・場の説明」と「そこで起きていること」の間
・時間や場面が変わるところ
・逆説に変わるところ
・2つのものを対比する時
・隣同士の修飾語の間に、予想外の関係が生じてほしくない場合
(「より多くの地域に馴染みのない人に」→「より多くの、地域に馴染みのない人に」など)
・よく使われる別の意味の表現と区別したい時
「今夜の11時」→「今、夜の11時」など)
・ひらがなばかり、漢字ばかり、カタカナばかりが続く場合
引用:文章力の基本


まとめ

とても勉強になりました。

この本は全部で77のルールが載っています。
全て役に立つので是非読んでみてください!


ではまた♪